vsftpでパッシブモード設定

投稿者: | 2014年3月28日

【前提】

  • 今まで何度かvsftpのインストールはやったことがあった
  • FTP接続時はパッシブモードが多いが、パッシブモードでの設定が上手く行かず、毎回アクティブモードでの接続を想定してセットアップしていた。
  • アクセス制限のためFTPサーバはIP制限をかけていた。(ポートは20-21)
  • VPN利用時にFTP接続すると、ファイル一覧の取得で毎回こけており、VPN経由の接続に成功したことが無かった。

 

【今回の環境】

  • CentOS release 5.4 (Final)
  • vsftp 2.0.5
  • クライアントはFilezilla3.7.4.1

 

【やったこと】

  • Filezillaをyumでインストール。
yum -y install vsftpd
  • /etc/vsftpd/vsftpd.confに以下を追加。
use_localtime=YES       → 時間としてGMTではなくlocaltimeを使う
dual_log_enable=YES     → /var/log/vsftpd.logと/var/log/xferlogの両方をログとして出力。vsftpd.logはクライアントからの接続等のログ。xferlogはデータ転送に関するログ。
pasv_enable=YES       → パッシブモードでの接続をOKにする。
pasv_min_port=50020    → データ転送として20の代わりに、サーバ側受けようにオープンするポートレンジの下の値
pasv_max_port=50025→ データ転送として20の代わりに、サーバ側受けようにオープンするポートレンジの上の値
pasv_address=xx.xx.xx.xx → 自分のIPアドレス
  • vsftpd起動
  • サーバのポートオープン設定インバウンドとして 50020〜50052を許可する

 

【分かったこと】

  • ftpは通常ポート20と21を使うと言われるが、20はクライアント側が空いて無いといけない。クライアント側のポートを開けるというのは結構難しい。そこでサーバ側のポートを開けるという接続フローにした物がパッシブモード。
  • 49513~65535は「ダイナミック/プライベートポート」と呼ばれ、こういうケースで自由に使っても良い。

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